フローリングとフロアタイルの違いは?
住宅やマンションのリフォームをする際に床をフローリングかフロアタイルか迷われる方もいますよね。施工目的や施工費用、室内の雰囲気や使用用途によって選んでいただけるように二つの特徴とメリットやデメリットを抑えてご紹介いたします。
フローリングの特徴
住宅のリビングや廊下、洋室に床材としてよく使われるフローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」の2種類があります。
▪複合フローリング・・複合フローリングは合板や集成材の表面に化粧材・シートや単板の天然木を重ねて貼った床材のことをいいます。
▪無垢フローリング・・複数の材料が重なってできている複合フローリングとは反対に、無垢フローリングは完全100%天然木の材料で作られた床材のことをいいます。
フローリングのメリット/デメリット
【メリット】
まずメリットとして内装の雰囲気を天然さや高級感を出したい場合は自然な質感を感じられる100%天然木無垢フローリングをおすすめします。また、無垢フローリングは足から感じられるぬくもりある質感や天然木による調音機能があります。複合フローリングは無垢フローリングに比べて化粧シートにバリエーションが豊富なため、雰囲気を変えたい場合はインテリアの雰囲気に合わせて選ぶのも良いかと思います。
【デメリット】
フローリングのデメリットとしては湿気や水気や日焼けに弱く変形や変色を起こしやすいことです。また、天然木な為、傷やシミ等もつきやすい為経年劣化を感じやすいことがあげられます。
フロアタイルの特徴
フロアタイルは塩ビタイルと呼ばれる塩ビシートの材質で作られたタイルの床材のことをいいます。天然や人工で作られた木材のフローリングとは材料が全く異なることが分かりますよね◎
フロアタイルとは違う点は薄さと、形状やデザインのバリエーションが豊富なところです。板状からタイル角状まである為、カフェやオフィス等のデザインで使われることが多いです。
フロアタイルのメリット/デメリット
【メリット】
フロアタイルの一番のメリットは耐久性の高さです。擦れや水気にも強い為、出入りの多い場所や土足で入るような場所や水まわり採用しても問題ありません。
また、板状やタイル状等大きさやバリエーションが豊富なためところも大きな利点です。例えば本物の大理石だと高くついてしまうものでも大理石調のフロアタイルを採用するなど、お部屋を理想の空間にすることが可能です。
【デメリット】
クッション性がない為防音性に欠けています。また、一枚一枚のタイルの繋ぎ目施工に気を付けないといけません。そのため施工費用はクッションフロアのようなシートに比べたら安くないと言えるでしょう。